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3:Re: Kの提案 -- K 10/06 16:29 KL-01について。 hideyosiさんが、KL-01はあとでライセンスを自由に変更できる、と何度も書いていますが、そして確かにそのとおりなのですが、誤解があるかもしれないのでフォローします。 2004年の10月にAというソフトをKL-01でリリースし、2005年の1月からこのソフトをGPLに切り替えるとします。この場合、2005年の1月からのものは、Aと中身までそっくり同じだけど、だけどこれは派生物で、だから扱いは別のものということにすることで、ライセンス切り替えを実現します(もちろんバージョンアップなどで中身が変わっていてもライセンス切り替えはできます)。・・・もしくは他の理由でもライセンス切り替えができるのですが、それは後述。 この場合、もし僕が2004年の10月の時点でダウンロードしたAを持っていれば、2005年以降も、これをKL-01として扱いつづけることができます。つまり既に公開してしまったものについては、さかのぼってライセンスを切り替えることはできません。もしさかのぼって有効になるようなライセンスがほしければ、そういうライセンスを探すか、作るかしなければいけないでしょう。僕が指摘したかった1つめはこのことです。 もちろん、2005年以降にダウンロードしたものは断固としてGPLであり、2004年版をもっているから2005年以降のやつもKL-01にしてよ、なんていうわがままは通用しません。それはご安心ください。 --- つぎに、逆のケースを考えます。2004年の10月にBというソフトをGPLで公開していたとします。2005年の1月にこれをKL-01に切り替えることはできるでしょうか?・・・答えを言うと、あなたがBの著作権者であれば問題なくできます。僕が指摘したかった2つめはこのことです。 著作権者は、自分のソフトウェアに別々のライセンスをつけて、再リリースする権利があるのです。それは感染力の強いGPLを最初に選んでいたとしても、全く損なわれない権利なのです。 だからライセンスを切り替えられるというのは、なにもKL-01の専売特許ではないのです。 KL-01とGPLのライセンス切り替えの違いといえば、KL-01の場合、著作者でなくても、派生物を作ったのだと主張することで、ライセンスの切り替えができるということだけです。 |