全て解決いたしました!!!

新体制以前(2004/10/06まで)での問題点と、その解決策



新体制以前にあった様々な問題点は、全て解決したと考えています。しかし、それが本当に正しいのかどうかは、私自身にはわかりません。そこで、これらをキチンと並べてみますので、なにかご意見等ございましたら、ご参考までに。


ライセンスがない

The-BBLには現時点ではソースがない。しかしそれでもいくつかの試作のコード が上がっている。さて、これらコード。また、将来姿を現すであろうThe-BBL本 体のソースコード。これのライセンスはどうなるのだろうか。

私は現在、このサイトでMist氏が書いたコードを勝手に公開している。さて、私 のこの行為は問題なのだろうか?。
問題だとすれば、なにに引っかかるものなのだろう?
それとも一回一回、その都度、原作者にお伺いを立てて許可を貰わなくてはいけないのだ ろうか?

現在のコード。これを元に私が改造を加えたとする。元のコードはともかく、そ の追加した部分の扱いはどうなるのだろうか?

私としては、さっさとKL-01にでもしてもらったほうがありがたいのだ。KL-01は OSASKの川合氏によって提唱されたライセンス。読んでもらえばすぐに解るが、 ほとんど制限がない。途中でライセンスを変更したければ、原作者がいつでも変 更することができる。

独自にライセンスを設置しようという意見には反対である。ライセンスを作り、 それを運用する場合、様々なフォローが必要になる。(実績や実例・FAQの整備 や矛盾点の考察・判例の整備など)
そんなことやってる暇があるならさっさとコード書いたほうがいいのでは?

ライセンスはなにも作成者(この場合はThe-BBLメンバーかな?)のためのもの ではない。いや、むしろ、作成者への協力者のためのものという色合いが強い。

「GPLに感染する」という表現がある。GPLは後からライセンスを変更することが 事実上困難であり、制限等の追加に関しても制限がある。たしかに上っ面だけを ツルっと見れば、あたかも病気が感染するがごとく広がりを見せていくように見 える。

では逆に考えてほしい。なぜ、多くの「まったく新しい」ソフトの作者が、わざ わざGPLを選択するのだろう。そしてその割合や勢いが一番多いのだろう。

答えは簡単だ。多くのプログラマが、GPLが好きだからだ。あなたのことではな い。あなたはGPLがキライかもしれないし、キライだという人もいくらでもいる だろう。しかし、「現実に」GPLはもっとも好まれるライセンスなのだ。

GPLがキライなら、どうすればいいだろう。簡単だ。自分でGPLを介さないプログ ラムを書けばそれでいいのだ。OSASKなどもそうだし、FreeBSD等のBSDライセン スが好きな人達はそうしている。特にFreeBSD等は、もっともその成果を挙げて いる。

・・・しかし、現実問題として、BSDライセンスであるFreeBSDは、GPLである Linuxに押され気味だ。(シェアや裾野の広さという意味で)

この状況を考えると、実はGPLがだいっきらいだけど、シェアや開発者を集める ためという目的で、戦略的にGPLを選択するという人も少なくないのではないか と考える。

いずれにしても、現在の状況では、実力があるプログラマほど、寄って来ないで あろう。

どうしても将来が心配なら、将来柔軟に変更が可能という要素でだけでもいいの で、一刻も早くライセンスを制定すべきだ。

※ 念のため断っておくが、私はOSASKの関係者であるが、だか らKL-01を推すわけではない。(そんなことをしても別に私にもOSASKにもなんの メリットもない)たまたま、私がよく知っているものの中で、あとでライセンス を変更できるものがKL-01だったというだけだ。誤解なきよう。

提案する対案

とりあえず、現在、そしてこれからのソースコードを全てKL-01として定める。 追加されたり寄付されたりするコードについても、作者が明確に意志を表明した 場合以外は原則KL-01扱いになるとアナウンスする。だだし、将来、ある程度の 水準に達した場合、原則メンバーのみによって別のライセンスに変更される可能 性があるということを明確にアナウンスする。

解決済み

現在は、とりあえずKL-01をディフォルトで適用するように規約化した。また、ライセンスの明記(他を適用したい場合)を案内している。



公式な窓口が制定されていない

「メンバー制」とのことだが、疑問や質問、批判や指摘は、どこで、だれに向かっ て、どういう手段で行えばいいのだろうか。

OSASKやMona等の個人が中心のプロジェクトの場合、まず、「誰に」に関しては すぐに解る。川合氏なりひげぽん氏なりに連絡すればよい。

「どうやって」に関しても、掲示板やWikiなど様々な手段がある中で、基本的に はMLで行うというのが定番である。MLは改竄がむずかしく、また多くの場合、記 録として残る。荒らしなどは不可能ではないが、リスクを伴うので積極的に行う 者が少ない。

しかし現在、The-BBLプロジェクトはMLが強制的なものではない。「推奨」程度 のものだ。また過去ログの公開も未定である。過去に交わされた議論がキチンと 残っているというのは、多くの人に呼びかける場合にとても重要なことと考える。

もちろん、同じ役目を果たせば別のものでも構わないだろう。しかし上記の条件 を満たすように維持するのは容易ではないのではないだろうか。

提案する対案

誰もが気軽に書き込めるMLや掲示板を設置する。これは公開されるものとする。 そしてこれとは別に、内容非公開の「メンバー宛用」のメールアドレスを設置す る。もちろん、公式な窓口だと解るようにアナウンスをしっかりする。

え?本家BBSでいいんじゃないかって?

でははっきり言おう。あんな、アドレスはわからない・記録は保証されない・たっ た40行しか書き込めない。そんなところを、「本当の意味での本家」にするつも りなのだろうか。Monaを見てほしい。Monaは元々2chのスレッドで生まれ、今で もそこはMonaプロジェクトにとって大事な所だ。しかし、「公式」ではない。よ くその意味を考えてほしい。

解決済み

まず、メンバーだ合議だを全て撤廃し、代表制・そして実際に代表を置いた。プロジェクトそのものになにか連絡をしたい場合は、とにかく代表に連絡すればいいという体制となり、一本化した。また、公式な代表用のメールアドレスも設置・告知をした。



IRCがメンバーの条件の一部になっている

様々な生活環境の人々がいる。「最近忙しくて時間が作れない」という人もいれ ば、「時間は作れるが、夜中の12:00からだ」という人もいるだろう。メンバー としての条件を設けて、それを満たさないと外される。これ事態はそう問題では ない。(いやならメンバーになどならなければいいのだ)しかし、IRC及び掲示 板への書き込みをその条件とするのは如何なものだろう。

OSASKの場合、ほとんどコミュニティに対する制限がない。いつでも始められ、 いつでも休め、いつでも縁を切ることができる。その際、特に断りや宣言をする 必要もない。

そんなOSASKコミュニティの中にあって、唯一「条件」が設けられているものが ある。「ベータテスター」だ。「ベータテスター」は文字通りベータリリースさ れたコードを動作実験したりバグ出しをしたりする。こういった場合、まったく なにも知らない人がこれを行うと、PCがおかしくなってしまったり、または OSASKでは常識となっている特別な仕様の動作にいちいち質問されたりなどが起 きて、本来の目的から外れてしまいかねない。そこで、このベータテスターに関 してだけは、「OSASK MLに参加して読んでいること」という条件が付加されてい る。

「制限・条件」は誰の、なんのためにあり、それによってどんなメリットデメリッ トがあるのかをよく考えてみる必要がある。

提案する対案

基本的に、「OSそのもの」の方針決定は、実際にコードを書く、もしくは書いた 人が行うべきだ。コードも書けない人間が、やれマイクロカーネルだのオブジェ クト指向だのこれからはC++だの言うべきではないと考えている。
・・・うーん・・・。そもそも私は「メンバー」の位置がよく理解できていない。 ちと対案はあとで。

解決済み

わけのわからない「メンバー」という制度を廃止した。代表以外に、なにも強制される義務を負わない。



なぜか、いちいち添付ファイル

前から気になっていたのだが、The-BBLプロジェクトはメンバー制を敷き、これ に対する規約や憲章などが作られている。

・・・が!

なぜかその大切なものが、Wikiではいちいち添付ファイルの形で置かれている。 ぶっちゃけ、「メンドクサイ!」

これを解決するのは単純だ。私はそれを実行してみることにする。なに、なんの ことはない。HTML化して、誰でもいつでも容易に見られるようにすればいいのだ。

提案する対案

そういうわけで、無断(未承認)で、強行した。この行為は是か非か?

解決済み

Wikiの管理権を代表が独占的に持つようにした。添付ファイルを安易に使わないようにルールを設けた。また、今後、基本的には、「自分のWEBサイトくらい持つべきだ!」というスタンスとし、アップローダだのなんだの、メンドクサイ以外になんの理由もない体制をできるだけ排除する方針。



合議制。しかしその運用形態はIRC!?

The-BBLプロジェクトは憲章などを見るとかなり厳格な合議制を目指している。 これについての賛否はおいておくとして。

合議・議決に用いられる方法がIRC。しかも最低人数の設定まで存在する。私は 極最近メンバーとして登録したので知らないが、現実にこの憲章に定められた方 法でなんらかの決定がなされたことがあるのだろうか。また、その回数は?。頻 度は??

上記の私の様々な発言を見て欲しい。私はたまたまタイプが早いので、このよう に大量の文章を短時間で打つことが出来る。しかし、これは大きな個人差だ。ま た、この文章のすぐ前。「上記〜出来る」。この、ながーい一言。こういった意 見や発言を、チャットで行うというのは無理があるように思う。やはりここでも、 MLを使うのが順当ではないだろうか。

提案する対案

少なくとも1日〜1週間くらいのタイムスパンで考えるべきでは。やはりここでも、 MLだと思う。(まあこれは板でもいいんだけど)

またOSASKの話になって恐縮だが、OSASKにはIRCチャンネルどころか、専用のサー バーが二機もある。じゃ、それほどチャットは重要なのか!・・・・
いやいやとんでもない。重要なメンツで、過去一度もIRCに来たことがない方の ほうが多いくらいだ。

IRCチャットは確かに楽しいし、リアルタイムでしかわからないニュアンスや即 効性も確かに存在する。しかし、「リアルタイム」はすばらしいメリットである と同時に大きな障害でもある。(これはいまさら言うまでもない)

OSASKの場合は、基本的には重要な提起や議題はMLで行われ、そこで意見を募集 し、川合さんが「一週間後、みなさんの意見を参考に決定します」というパター ンがよく使われる。どうだろう。このパターンでなら、多少時間がなかったりし ても会議に参加できるし、逆に言えば、「さすがに一週間空けたんだから、この 間に意見をいえなかった場合はやむをえないでしょ」とも言える。

ちなみにOSASKでは、「定例チャット大会」を制定している。月一度とか2週間に 一度とか日を決めて、この日は出来るだけチャットに来てねとやるわけだ。日が 決まっているわけだから、かえってメンバーが集まるくらいだ。

解決済み

そもそもメンバー制を廃止。また、代表への権限の一本化により、意見の決定を高速化。また、公式MLの制定により、雑音が入らない安定した議論も可能となった。