えーっと。黒猫本はKタンの執筆ですが、あの本の図やイラストは不肖オイラがやらせていただきました。

で!

そのとき、いくつか「ボツ」になってそのままHDD内で眠ったままになっている絵があるんですよね。

本の発売から一年経ちましたし、各方面にも許可というか確認を頂いたので、もったいないので公開してみようかと。


たしかこれは、編集の人に「こんな感じのキャラクタを使おうと思います」的な感じで書いたラフだと思います。また、この時はまだ本がどんなスタイルになるのかすらわからない状態だったのでキャラクタ紹介みたいなのもいるかもしれないなんて意味合いもあったと思います。
結局は猛烈にページがヤバくなってきたこと、別に無理に紹介するほどのキャラでもないってこともあり、ボツになりました
いっちばん最初。まだ確か、Kタンの原稿もあまり固まっていなかった時期。せいぜい0日目や1日目があった程度。
編集の人に技量を見せるって意味合いが強かったですね。とにもかくにも一発書いてみてくれってレベル。
仰々しい道具(C++だのMASMだの)がないとなんも出来ない!っていう偏見に対するイヤミ。
・・・まあそのせいかどうか解りませんが、ボツとなりました〜。
上のとほぼ同時に書いたラフ。たしか、「無知なら無知でいいじゃないか!」にひっかけて書いたものだと思います。
先頭部に大きな絵が多すぎるのと、やはりちょっとイヤミ過ぎかなということでボツ〜
セグメントの概念を説明できないかと思い書いたラフ。
助長かなということと、この説明は厳密には正しくないというということもあり、ボツ。
キャリーフラグの説明のために書いたラフ。そこまでせんでもわかるかなぁということでボツ。
ボツではないけれど、下の部分のイレストはまあいらないだろうということから省いた絵が採用。
「ハンドラとはなんじゃ?」を説明しようとしたラフ。これも助長だということと、オイラの捉え方に間違いがあったということでボツ。

・・・しっかし今みると、ラフとはいえなんだよこのロボット!(^^;
vram map の概念図。これはちょっと大きかったので簡略化したものに修正。そんなわけでボツ。
マルチタスクの仕組みを説明しようとしたラフ。この時期になると、そろそろ締め切りが意識されだし、また、本のページ数等も固まってきた時期。でかすぎるこの絵は収まらないってことと、やはりここまでせんでも解るだろうということでボツ。
当初は表紙やカバーなんかもオイラがデザインすることになるだろうということだったので、ぼんやりと「こんなもんかな???」という感じで引いていたラフ。
おもしろいのは、まだ本のタイトルが「30日で出来る!OS自作入門」じゃなかったんですね。こんな仮タイトルだったんだなぁ・・・・。
あと、帯に使われた二人のイラスト。ここで書かれてますね。
上のイラストはラフだったので、もうすこし色気をつけたもの。二人のキャラはすこし修正されて流用されてます。
漫画チックなキャラは表紙から追い出して裏表紙にまわしたラフ。「これをそろそろ提案しようかな?」なんて思っていたちょうどの時、出版社側から本のタイトルの決定&表示案が出されました。「うんうん!シンプルでずっとインパクトがある!」とオイラも思い、これらのオイラの表紙案はお蔵入りとあいなりました。