様々な見方・捉え方があるであろうとは思いますが、「旧THE BBL」にいきなり参加し、
そして叩き壊したのは私hideyosiです。※1
「旧THE-BBLプロジュクト」は私が参加した後に一気に崩壊しました。
これまでは、「私の側から見た」意見はできるだけ書かないようにしてきましたが、最後の最後ということで、現在までの歩みをまとめておきます。
まず、私が「THE BBL」という名前を知ったのはあるチャットででした。 何気ない世間話の折、「os-devで事件が起こっている」ということを聞き、 なにごとかと思ってアクセスしたのがTHE-BBLのページでした。
・・・それはひどいものでした。os-devのとあるページを我物顔で書き散らし、 あげくの果てはヒットラーやらビンラディンやらの写真を貼り付ける始末。
「Wikiは自由に編集ができる」という善意を期待した仕様を逆手にとり、 迷惑好意がすごい頻度で繰り返されていました。
これは私が知った時くらいに、ちょうど沈静化に向かっていたようでした。 私は「やれやれ。非常識なヤツらがいるもんだなぁ」という程度にしか 捕らえていませんでした。その後しばらくは、「THE BBL」という名前も すっかり忘れていました。
そんなある日、私がよく訪れるWikiに、「自宅サーバー」について質問する 書き込みがありました。私は彼を自分の持つ掲示板に誘導し、質問内容を 聞いてみました。
この時、その彼から再び「THE-BBL」という名前を聞きます。彼は当時存在して いたBBLの掲示板で意見を書き、その関連で自宅サーバー経験者の意見を聞きたいと いうものでした。
これがきっかけとなり、私はそれ以降、意見をした手前もあり、「THE BBL」の 掲示板をヲチするようになりました。もちろんこの時点では、私は単なるヲチャー を決め込むつもりでいました。別にその当時の「THE BBL」には、参加するメリットも 魅力も価値もないと思っていたので。
その後、「彼」とは何度かメールをやり取りし、一度チャットでも話をしました。 また「彼」は盛んに「THE BBL掲示板」に意見を投稿し、なんとか当時の体制を 軌道修正できないかと試みていました。
「彼」は基本的には、BBLプロジェクトに参加したがっていたようです。しかしあまりに ひどい状況に躊躇もしていました。一生懸命意見を書き、なんとかできないかと考え、 何度も私に「迷惑かけてすいません」といいながら連絡&相談をしてきました。
しかし、ある時「彼」は絶望します。私は彼に「そう判断するのはまだ早いよ」と意見を しましたが、彼の絶望は当時の「THE BBL」よりも、むしろ「自分自身の無力さ」でした。
当時「彼」はとても年若く、知識や経験もなく、またインターネットへの接続にもいろいろと 制約があったようです。しかしそんな中でなお、FreeWebスペースのレンタル法やPukiWikiの 設置法を私に相談してきました。なんとか「自ら行動」しようとしていたのでしょう。
また、このこととは別に、当時「THE BBL」はPukiWikiを持っていました。しかしその生い立ちは ひどいものでした。 当時、「THE BBL」はos-devを「便利なサイトだ」と散々私物化して我物顔に使用していたのです。 その惨状を見るに見かねて、ある人がなんの義理もないのに自分のサイトにわざわざPukiWikiを 設置し、「os-devに迷惑をかけるくらいならここを使え」とばかりに貸し与えたのです。 しかし当時の「THE BBL」は、その真意をほとんど汲み取っていないようでした。 (少なくとも私にはそうとしか見えませんでした。) 「一刻も早く、軒先借りから脱却しよう」という考えがまったく見えてこなかったのです。
この、まるで暴走族のような思考や行為にとても憤りを感じました。しかしいくつかの書き込みを 読んでいると、「悪意や開き直り」をもって行動しているとも思えませんでした。
私も「彼」と同じく、「THE BBL」に意見を書こうと考え始めましたが、これまでの対応を見ていると、 どんなに良い意見を言っても、おそらく「そうですねぇ。でも・・・」で終ってしまうだろうと 予想できました。
これらのことから、私は「THE BBLの一員となって意見を言おう」と考え、メンバーの一員となるべく 参加を表明し、承認を取り付けました。
「どうせ外野の意見はロクに聞かないだろう」ということと、「彼」に偉そうにアドヴァイスした 手前、私自身も「自ら行動」を行いたかったからです。
私の当初の目的は、「THE BBLプロジェクト」に、SF.jpのアカウントを取得させ、あちこちに掛けている 迷惑を集約しようというものでした。また当時のBBLは、やれXoopsがないと開発できないだのCVSがないと 進められないだの、アホな意見が堂々巡りをしていた時期でもありました。少なくともSF.jpのアカウントを 取得すれば、もうこういったくだらない言い訳も収まるだろうという目論みもありました。
そんなことを計画している時、BBL内のあるメンバーがSF.jpに申請を行い、断られたことを知りました。
私はすぐにピンと来ました。そのメンバーがどんな申請書を書いたか知りませんが、おそらく原因は 「ノーライセンス」だろうと。
当時のBBLは、なにをどう勘違いしたのか、ライセンスを「ノーライセンス」としていました。 SF.jpは、実はかなりライセンスの規定をゆるく、幅広くとってくれています。細かい条文や規定よりも、 「開放的で自由」という立法趣旨を尊重してくれているのです。よほど特殊か稚拙なものでなければ、 まずパスするでしょう。しかし、やはり「ノーライセンス」は限度を超えています。 私はすぐに、掲示板の過去ログを読んでみました。 すると、実はかなり当初から、なんらかのライセンスを決めようという提案がなされていることを知りました。
・・・ではなぜ、「ノーライセンス」などというわけのわからないものがいつまでも動かなかったのでしょう。
過去ログのパターンを分析すると、
「GPLにしよう」 「GPLはxxxがxxxだから、いやー!」 「BSDにしよう」 「BSDはxxxがxxxだから、いやー!」
というパターンが繰り返されていたことが解りました。どんなライセンスでも、そりゃあイヤな部分や 面倒な部分があります。それを上げ連ねていったら、そりゃあ決まらないだろうと思いました。 (あげくのはてには、自分達でランセンスを作ろうなどとバカなことまで言っていました)
時に私自身は、別にライセンスなどどうでもいいと考えていました。とにもかくにも、「開放的で自由」 に合致するライセンスならなんでもいいと考えていました。そして上記の過去のパターンから、きっと 具体的に提案しても「いやー!」で終ってしまうだろうとも考えました。 そこで、「外堀を埋める」よろしく、「オープンかクローズか?」という、ライセンス以前の思想を 決めようという提案を行いました。これくらい大雑把なことくらいは、きっとすぐに決定し、 それをもって具体的なライセンス選択に誘導できると考えていたのです。
・・・私の目論見は、もろくも外れてしまいました・・・・
過去ログの読み込みが足りなかったのでしょう。なんとここに来て、
「その提案の合否を、どうやって決定するの?」
などという、とんでもない指摘を受けてしまいました。
「俺がなんとかしてみよう」と勇んでやってきた私でしたが、さすがにこれはひっくり返って しまいました。
- メンバーによる合議で決定を行う
- でも会議や採決の方法がきまっていない
- 会議や採決の方法は合議できめる
- でも会議や採決の方法がきまっていない
・・・あきれかえってものが言えないという状態。しかも、あるメンバーはそれを悪びれる風も 恥じることもなく言ってきたのです・・・・・
これじゃぁ、往年の広域暴走族や指定暴力団のほうがまだマシです。
この時点で、よっぽどケツ捲くろうかと思いました。
少々ヤケになった私は、ここで「強行採決する」という、乱暴な意見を提示してみました。
ところが、これについて、明確に反対する意見が出てこなかったのです。
そのまま提案&議論を進めていくと、明言こそしないものの、基本的には私に賛成・もしくは やむをえないと考えている人が少なくないのではという感触があるように感じてきました。
また、強行採決に関することはともかく、私の出した案件には積極的に反対or対案が提示され、 一気に「会議・議決の方法」は具体化して行きました。
ああ、もう少しだ。合議制。こういう手のプロジェクトに極端に不向きで時間がかかる制度。 しかしそれでも、彼らが選び、賛同した制度です。議決法が決まりさえすれば、ゆっくりとでも 進んで行く形になるだろうし、私も不本意ながらそれに協力して行けるだろう。
そんな折、小さな事件が起こりました。
中心の一人であるメンバーが唐突に奇行し始めたのです。
その原因はなんだったのかは、今となってはわかりません。(まあたぶん、私が原因だろうとは思いますが)
感情的なものだろうと思った私はアクションを起こさず静かにやりすごしていましたが、あまりにも 悪態をつくのでつい反論してしまいました。そんなつもりはなかったのですが、私の反論は今見てみると、
「自分のこと棚に上げてなに言ってるんだ。誰のせいでこうなったんだ。」
というふうに読み取れるものでした。
私もプロジェクトの一員です。悪者探しなどするつもりは毛頭ありませんでしたし、仮にそれを行えば 名指しされた者も立つ瀬がなくなってしまうだろうと思っていたので、可能な限りそれを避けて意見を 書いていたつもりです。しかしこの時ばかりはそのメンバーを名指しする形になってしまいました。 (まずった・・・・)
この件が直接の原因かどうかはわかりませんが、ほどなくそのメンバーは退会を表明し、後を追うように 別のメンバーも退会宣言をしてきました。
・・・正直、これはけっこう堪えました。なんのために、誰のために頑張って意見を書いていたのか。
また、一生懸命説得や提案をしていた相手が、こんなにも稚拙だったのかとも。そして、
- 会議の方法が決まる
- その会議をもってライセンスを決定する
- 決まったライセンスをもってSF.jpにアカウント申請をする
- アカウント取得により、全てのインフラがそろった環境が手に入る
- それらを活用することにより、迷惑を掛けているヨソのサイトから引き上げする
- 技術的な初期設定は私が代行し、他のメンバーはプログラムに集中できるようになる
- 役目を終えた私は退会し、プロジェクトを見守る
という私の計画は露と消えてしまいました・・・・
その後の私は、廃材処理をすることにしました。そのためには、合議制などという誰のためにも ならない制度を強制撤去する必要があったので、残ったメンバーにこれを提案しました。
残留メンバーは快くこれに賛同してくれ、全ての決定を私に一任し、また積極的に残務処理を 手伝ってくれました。
あらかた廃材がかたずいた後、最後の残ったものは「幽霊メンバー」のリストでした。事実上 幽霊なのですから、無視して消してしまうことも考えたのですが、もしかしたらなにかの事情で 来れないだけかもしれませんし、後で文句を言われるのも不本意です。
私は約一年間、余地を残し続けました。その間、残留メンバーで私に助力してくれた方以外からは 一切にアクションがありませんでした。これならもう、私の独断で処理してもなんの問題もないでしょう。
こうして「旧THE BBL」は全てが片付きました。またちょうど長く取り組んでいた仕事がようやく片付き、 勉強やプログラミングに時間が割けるようにもなりました。
最後の最後に、この文章と「旧THE BBL総括」という文章を追加し、これをもって全ての終了を宣言することに しようと思います。